Topic
栄養・タンパク質
タンパク質の必要量・摂取タイミング・食事構成に関する研究。「高タンパクは腎臓に悪い」などの通説も検証します。
Research
関連する研究
- ランダム化比較試験信頼度: 中2014
アルコール摂取はコンカレントトレーニング後の筋原線維タンパク合成速度を低下させる
Parr EB, Camera DM, Areta JL, Burke LM, Phillips SM, Hawley JA, Coffey VG / PLOS ONE
主要ポイント: トレーニング後のアルコール摂取(1.5g/kg体重相当)は筋線維タンパク質合成を最大24%抑制した
- ランダム化比較試験信頼度: 中2015
食べる順番は食後血糖値とインスリン濃度に有意な影響を与える
Shukla AP, Iliescu RG, Thomas CE, Aronne LJ / Diabetes Care
主要ポイント: 野菜・タンパク質・脂質先食い群は炭水化物先食い群と比較して食後30分・60分の血糖値が有意に低かった
- レビュー信頼度: 中2015
断続的断食がヒトの体組成と臨床的健康指標に与える影響
Tinsley GM, La Bounty PM / Nutrition Reviews
主要ポイント: 16〜24時間の断食では、タンパク質摂取量が確保されていれば顕著な筋タンパク質分解は起きにくい
- ランダム化比較試験信頼度: 中2009
ホエイ加水分解物・カゼイン・大豆分離プロテイン摂取が安静時および筋力トレーニング後の筋タンパク合成に与える影響
Tang JE, Moore DR, Kujbida GW, Tarnopolsky MA, Phillips SM / Journal of Applied Physiology
主要ポイント: ホエイはカゼイン・ソイと比較してレジスタンス運動後の筋タンパク質合成を有意に高めた
- レビュー信頼度: 中2016
ビタミンB群とエネルギー代謝 ― 役割・欠乏症・補給効果のレビュー
Kennedy DO / Nutrients
主要ポイント: ビタミンB群はATP産生・TCAサイクル・脂肪酸β酸化の補酵素として不可欠
- メタ分析信頼度: 高2014
鉄欠乏と有酸素パフォーマンスの関係:系統的レビューとメタ分析
Pasricha SR, et al. / British Journal of Haematology
主要ポイント: 鉄補給によりVO2maxが平均 +3.9 ml/kg/分(95%CI: 1.9〜5.9)改善
- メタ分析信頼度: 中2016
L-カルニチン補給が脂肪代謝・運動パフォーマンス・体組成に与える影響 ― メタ分析
Pooyandjoo M, et al. / Obesity Reviews
主要ポイント: プラセボ比で体重が有意に減少(効果量は小さい)
- ランダム化比較試験信頼度: 中1996
亜鉛補給がテストステロンレベルと免疫機能に与える影響
Prasad AS, et al. / Nutrition
主要ポイント: 亜鉛欠乏の高齢男性において、補給後にテストステロンが約2倍に増加(正常範囲内での回復)
- レビュー信頼度: 中2017
BCAA単独は筋タンパク質合成を最大化できるか? ― 神話か現実か
Wolfe RR / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: BCAA単独では筋タンパク質合成を最大30%しか高められない理論上の上限があり、残りのEAAが不足するため実際の効果は限定的
- メタ分析信頼度: 高2018
タンパク質補給はレジスタンストレーニングによる筋量・筋力増加を高める(メタ分析)
Morton RW, et al. / British Journal of Sports Medicine
主要ポイント: タンパク質補給で除脂肪量・筋力の増加が上乗せされる
Supplements
関連するサプリ
カゼインプロテイン
信頼度: 高カゼイン(ミセラカゼイン / カルシウムカゼイネート)
カゼインプロテインは牛乳由来のタンパク質で、消化・吸収に6〜8時間かかる緩やかな放出特性を持つ。研究では就寝前に摂取することで睡眠中の筋タンパク質合成を高める可能性が報告されている。ホエイプロテインと組み合わせることで、短期・長期双方のタンパク質供給を最適化できると考えられている。
ソイプロテイン(大豆プロテイン)
信頼度: 中大豆タンパク質(ソイプロテインアイソレート / コンセントレート)
9種の必須アミノ酸をすべて含む完全タンパク質の植物性タンパク源。乳製品アレルギーを持つ人やビーガン向けの実用的な選択肢として研究されている。ホエイと比べてロイシン含量がやや低いため筋タンパク質合成刺激はやや弱いとされるが、総タンパク質摂取量を満たす手段として有用であるという研究結果が報告されている。
ビタミンBコンプレックス
信頼度: 中ビタミンB群(B1・B2・B3・B5・B6・B7・B9・B12)
8種のビタミンB群の総称。レビューでは、各BがミトコンドリアのATP産生・TCAサイクル・脂肪酸β酸化・アミノ酸代謝の補酵素として不可欠と整理されている。欠乏では神経症状・皮膚炎・貧血などが生じるが、すでに充足している健常者への追加効果は限定的とされる。水溶性で過剰分は尿中に排出され、通常用量での毒性リスクは低い。
ビタミンB50
信頼度: 中ビタミンB群を各50mg/µg前後で均等配合
ビタミンB群を各成分おおむね50mg/µg前後で均等配合した高用量フォーミュラ。基礎となるB群の役割(エネルギー代謝の補酵素)は同じレビューに基づく。欠乏者では補給の意義があるが、充足者への追加効果は限定的とされる。各成分が高用量配合のため、上限への注意がより必要になる。
ホエイプロテイン
信頼度: 高ホエイ(乳清)タンパク質
食事で不足しがちなタンパク質を手軽に補う手段。ロイシンを多く含み、筋タンパク質合成のスイッチを入れやすい。あくまで総タンパク質量を満たすための「補助」であり魔法の粉ではない。
Articles
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吉崎 槙吾
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「食事回数を増やすと代謝が上がる」は本当か? 通説 vs 研究
「1日5〜6食に分けると代謝が上がって痩せやすくなる」という主張はジムやSNSで広く浸透している。しかし、実際の研究はこの通説をどう評価しているのか? 食事誘発性熱産生・体脂肪・代謝適応の3つの観点から検証する。
吉崎 槙吾
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「タンパク質は体重×2g摂るべき」は本当か? 通説 vs 研究
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吉崎 槙吾
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「減量中こそタンパク質を増やすべき」は本当か? 通説 vs 研究
「減量中はタンパク質を多めに摂らないと筋肉が落ちる」という主張はジムやSNSで繰り返される。カロリー制限下での最適なタンパク質摂取量、減量ペース、タンパク質の種類という3つの論点から、研究データとの照合を試みる。
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吉村 浩嗣
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吉崎 槙吾
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