Topic
脂肪燃焼・減量
減量と除脂肪に関する研究。有酸素は必須なのか、脂肪燃焼サプリは効くのか——通説と研究を対比します。
Research
関連する研究
- ランダム化比較試験信頼度: 中2014
アルコール摂取はコンカレントトレーニング後の筋原線維タンパク合成速度を低下させる
Parr EB, Camera DM, Areta JL, Burke LM, Phillips SM, Hawley JA, Coffey VG / PLOS ONE
主要ポイント: トレーニング後のアルコール摂取(1.5g/kg体重相当)は筋線維タンパク質合成を最大24%抑制した
- レビュー信頼度: 中2015
断続的断食がヒトの体組成と臨床的健康指標に与える影響
Tinsley GM, La Bounty PM / Nutrition Reviews
主要ポイント: 16〜24時間の断食では、タンパク質摂取量が確保されていれば顕著な筋タンパク質分解は起きにくい
- メタ分析信頼度: 中2016
L-カルニチン補給が脂肪代謝・運動パフォーマンス・体組成に与える影響 ― メタ分析
Pooyandjoo M, et al. / Obesity Reviews
主要ポイント: プラセボ比で体重が有意に減少(効果量は小さい)
- メタ分析信頼度: 中2018
カフェイン摂取は筋力・筋パワーを向上させる(メタ分析)
Grgic J, et al. / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: 最大筋力・筋パワーがわずかに向上
Supplements
関連するサプリ
HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)
信頼度: 中β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB-Ca または HMB-FA)
HMBはロイシンの代謝産物で、筋タンパク質の分解抑制と合成促進の両面に作用することが研究で示されている。減量中・高齢者・トレーニング初心者における筋肉量の保持に比較的強いエビデンスが蓄積されているが、上級者や筋肥大目的での効果はメタ分析で結果が混在している。
L-テアニン
信頼度: 中L-テアニン(緑茶由来アミノ酸)
緑茶に含まれるアミノ酸で、α波を増加させリラックスしながら集中力を維持させる作用が研究で報告されている。カフェインと組み合わせると覚醒感を保ちつつ不安感や手の震えを軽減する相乗効果が期待できる。単独での筋力・運動パフォーマンス向上エビデンスは限定的で、カフェインとのスタックで評価されることが多い。
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。覚醒・集中とともに、筋力・筋パワー・持久力をわずかに底上げする。常用すると耐性がつき効果が薄れるため、ここぞという時の使い方が鍵。
Articles
関連する読みもの
- 研究 vs 勘
「お酒を飲んでも筋肥大・減量に関係ない」は本当か? アルコール 通説 vs 研究
「週末の一杯くらいは問題ない」「飲んでも筋肉は落ちない」——アルコールとトレーニングの関係について、都合のいい解釈が横行している。実際にアルコールが筋タンパク合成・脂肪燃焼に与える影響を研究から見ていく。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「カロリーをとことん削るほど痩せる」は本当か? カロリー赤字の最適量 通説 vs 研究
「摂取カロリーをできるだけ減らせば早く痩せる」——直感的に正しそうなこの発想は、実際には筋肉量・代謝・ホルモンを犠牲にするリスクを伴う。カロリー赤字の「最適ライン」を研究から確認する。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「断食すると筋肉が溶ける」は本当か? インターミッテントファスティング 通説 vs 研究
「食べないと筋肉が分解される」——この恐怖がインターミッテントファスティング(IF)の実践を躊躇わせる。16時間の断食で筋肉が溶けるのか、それともトータルの栄養管理ができていれば問題ないのか。研究の答えを確認する。
吉崎 槙吾
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「炭水化物は夜に摂ると太る」は本当か? 通説 vs 研究
「夜の炭水化物は太る」という言葉はダイエット界隈で定説のように語られる。夕食のご飯を控える人は多く、カーボカットの動機になっていることも珍しくない。では研究はどう言っているか。
吉崎 槙吾
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「チートデイで停滞打破」は本当か? 通説 vs 研究
減量中の停滞に直面したとき、「チートデイを入れれば代謝が戻る」という言葉は多くのトレーニーに支持されている。しかし1日のドカ食いが代謝に与える影響と、より計画的な「ダイエットブレイク」の効果は、研究では異なる絵を描く。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「減量中こそタンパク質を増やすべき」は本当か? 通説 vs 研究
「減量中はタンパク質を多めに摂らないと筋肉が落ちる」という主張はジムやSNSで繰り返される。カロリー制限下での最適なタンパク質摂取量、減量ペース、タンパク質の種類という3つの論点から、研究データとの照合を試みる。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「L-カルニチンを飲めば脂肪が燃えて痩せる」は本当か? 通説 vs 研究
「脂肪をミトコンドリアに運ぶL-カルニチンを飲めば、脂肪燃焼が加速して痩せる」。減量サプリの定番フレーズを、メカニズムと実際の効果量に分けて研究と照合します。
吉村 浩嗣
- 解説
L-カルニチンとは何か:脂肪を燃やす「運び屋」の実力と限界
L-カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアへ運ぶ役割を担うアミノ酸誘導体です。メタ分析(9件のRCT)では、プラセボと比較して体重・BMIが有意に低下したという結果が報告されていますが、効果量は小さく、食事管理や運動との組み合わせが前提とされています。単独での劇的な脂肪燃焼は研究では確認されていません。
吉崎 槙吾