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研究 vs 勘

「アシュワガンダでテストステロンが大幅に上がる」は本当か? 通説 vs 研究

公開日: 2026-06-30

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

「アシュワガンダを飲めばテストステロンが急上昇」という広告文句が目立つ。ストレス軽減・筋力向上・テストステロン増加——このアダプトゲンハーブへの期待は大きい。研究が実際に示していることは何か。

Round1

アシュワガンダはテストステロンを大幅に増加させるか

言われていること

アシュワガンダサプリメーカー・テストステロンブースター系情報

アシュワガンダを飲めばテストステロンが急上昇する。自然に男性ホルモンが上がって筋肥大が加速する。サプリの中で最強のテストステロンブースターだ。

VS

研究が示すこと

  • Wankhede et al.(2015, J Int Soc Sports Nutr)のRCTでは、アシュワガンダ600mg/日の8週間摂取でテストステロン値が有意に上昇したが、その効果量は中程度(15〜20%増)で、基準値が低い(低テストステロン状態)被験者での変化が大きかった。
  • 健常な正常テストステロン値の男性では効果が小さくなる傾向。
  • 既存のashwagandha-strength-cortisol-rctデータでも同様に条件依存の効果が示されている。
  • テストステロンが正常範囲にある健常者での「大幅な増加」は誇張。
判定

テストステロン増加は一部研究で示されるが効果量は中程度で条件依存。低テストステロン状態・高ストレス状態での恩恵が大きい。「大幅な増加」は誇張。

信頼度:賛否が分かれる
Round2

アシュワガンダはストレス・コルチゾール軽減に有効か

言われていること

サプリ懐疑派・「ハーブは効かない」立場

植物由来のハーブサプリで代謝が変わるはずがない。アシュワガンダはただの気休めで、ストレス軽減効果は思い込み(プラセボ)だ。

VS

研究が示すこと

  • Chandrasekhar et al.(2012, Indian J Psychol Med)のRCTおよびAshwagandha-strength-cortisol-rctを含む複数の独立したRCTで、アシュワガンダ(KSM-66またはSensoril)の8〜12週間摂取がコルチゾール値・知覚ストレス・不安指標を有意かつプラセボを上回る水準で低下させた。
  • 効果はプラセボ対照で示されており、気休めではない。
  • ウィタノライドという活性成分がHPA軸(ストレス応答系)に影響すると考えられている。
  • 睡眠の質改善も複数のRCTで示されている。
判定

コルチゾール低下・ストレス軽減・睡眠改善への効果は複数のプラセボ対照RCTで支持されている。テストステロン増加より強い科学的根拠がある。

信頼度:中程度の根拠

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アシュワガンダ

コルチゾール(ストレスホルモン)の低下(研究で有意な低下を確認)

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公開日: 2026-06-30

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

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監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています