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研究 vs 勘

「ZMA・亜鉛でテストステロンが上がる」は本当か? 通説 vs 研究

公開日: 2026-06-24

執筆: 吉村 浩嗣監修: 染田 智信

「ZMA(亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6)や亜鉛を飲めばテストステロンが上がって筋肉がつく」。サプリ広告やジムで定番のこの主張を、研究と突き合わせます。

Round1

ZMAは鍛えている人のテストステロンを上げるか

言われていること

サプリ広告・一般的な通説

ZMAは自然にテストステロンを高めるから、飲めば筋力も筋肥大も伸びる。

VS

研究が示すこと

  • レジスタンストレーニング経験者42名を対象とした8週間のRCTでは、血中の亜鉛・マグネシウム濃度は上昇したものの、テストステロンやIGF-1に有意な変化はなく、筋力・筋肥大を直接高める証拠は得られなかった。
判定

栄養が足りている鍛錬者では「テストブースター」としての通説は支持されない。ただし単一の小規模RCTである点は割り引いて読む必要がある。

信頼度:根拠は弱い
Round2

亜鉛そのものはテストステロンを上げるのか

言われていること

一般的な通説

亜鉛はテストステロンを上げるミネラルだから、補えば誰でも上がる。

VS

研究が示すこと

  • 亜鉛が欠乏した高齢男性では、補給後にテストステロンが約2倍(正常範囲への回復)に増えたとの報告がある。
  • 一方、亜鉛が足りている男性では追加補給による上昇は確認されていない。
  • 対象は小規模(n=40)。
判定

亜鉛の効果は「欠乏を補う」ものであって「ブースト」ではない。足りている人が上乗せで飲んでも上がらない。

信頼度:賛否が分かれる
Round3

では亜鉛・マグネシウムを飲む意味はないのか

言われていること

反動的な通説

テストが上がらないなら飲むだけ無駄。

VS

研究が示すこと

  • テストステロン目的では期待外れでも、亜鉛は免疫機能の指標改善(NK細胞活性・T細胞増殖など)と関連し、マグネシウムは睡眠の質を扱った研究がある。
  • 欠乏対策としての意義は別問題として残る。
判定

「テストブースター」としては期待薄。一方、食事で不足しがちな人のミネラル補給という使い方は理にかなう。

信頼度:賛否が分かれる

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公開日: 2026-06-24

執筆

吉村 浩嗣

BODYDATA運営者 / INVOLVE代表

「なんとなく良さそう」で選ばない。データで確かめてから体で試す、を続けています。

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監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています