
Round1
16時間の断食で筋タンパク質の分解が起きるか
言われていること
「こまめに食べた方がいい」派のフィットネス情報
16時間も食べないと体がエネルギー不足になり、筋肉を分解してエネルギーにする。プロテインを飲まない時間が長いと筋肉が落ちる。3〜4時間おきに食べないと筋合成が止まる。
VS
VS
研究が示すこと
- Tinsley & La Bounty(2015)のレビューでは、十分なタンパク質摂取量を確保した場合、16〜24時間の短期断食で顕著な筋タンパク質の純損失は起きにくいことが示された。
- 筋タンパク質合成(MPS)のスイッチには食事タイミングより24時間の総タンパク質摂取量の方が重要。
- 断食中はある程度のタンパク質分解(異化)は起きるが、食事再開後のMPS増加がこれを補う。
- 筋肉維持の鍵は「いつ食べるか」より「1日のトータルでどれだけのタンパク質とカロリーを摂るか」にある。
判定
タンパク質摂取量が確保されていれば、短期断食での筋分解は限定的。筋肉維持の主要決定因子は食事タイミングより1日の総タンパク質量。
信頼度:賛否が分かれる
Round2
断食中に筋トレを行うことは筋肉にとって危険か
言われていること
プレワークアウト栄養重視のフィットネス文化
空腹でトレーニングすると体が栄養不足で筋肉が分解される。必ずプレワークアウトの食事を摂ってからトレーニングすべきだ。断食中に追い込むのは自殺行為。
VS
VS
研究が示すこと
- 空腹状態でのトレーニングは体脂肪酸化率を高めるが、同時に筋タンパク分解もわずかに上昇する。
- ただし健常者でのIFと通常食を比較した研究(Moro et al. 2016)では、8週間の介入でIF群・通常食群ともに筋肉量の維持が確認された。
- 長時間の高強度トレーニング(90分以上)や慢性的なタンパク質不足と組み合わせた場合はリスクが高まる。
- 30分以内の中強度トレーニングなら空腹でも実施可能であり、運動後に十分なタンパク質を摂ることで回復は十分に補える。
判定
適切なタンパク質摂取量を守れば断食中のトレーニングは実施可能。長時間・高強度 × 慢性的タンパク質不足の組み合わせは避けること。
信頼度:賛否が分かれる
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出典
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