
Round1
トレーニング後のアルコール摂取は筋タンパク合成を妨げるか
言われていること
「筋トレ後の一杯」を正当化するコミュニティ
プロテインとアルコールを一緒に飲めば問題ない。タンパク質が十分あればアルコールの影響を打ち消せる。飲んでも次の日にトレーニングすれば問題ない。
VS
VS
研究が示すこと
- Parr et al.(2014)の直接比較RCTでは、コンカレントトレーニング後にアルコール(1.5g/kg体重相当)を摂取したグループは、プロテイン単独グループと比較して筋線維タンパク質合成が最大24%抑制された。
- 特に注目すべきはプロテインをアルコールと同時に摂取したグループでも抑制が観察されたこと。
- アルコールはmTOR経路の下流で筋タンパク合成シグナルを妨害する可能性がある。
- テストステロンもアルコール後に一時的に低下する。
判定
トレーニング後のアルコールは筋タンパク合成を有意に抑制する。プロテインとの同時摂取でも完全な相殺はできない。
信頼度:中程度の根拠
Round2
アルコール摂取は減量を妨げるか
言われていること
カジュアル飲酒を正当化する食事文化・SNS
醸造酒(ビール・ワイン)は太らない。蒸留酒は糖質が少ないから問題ない。少量のアルコールならカロリーに計算しなくていい。
VS
VS
研究が示すこと
- アルコールは1gあたり7kcalというエネルギー密度を持ち(脂質の9kcal、タンパク質・糖質の4kcalの間)、摂取カロリーに加算される。
- アルコール摂取後は脂肪酸化(脂肪燃焼)が優先的に抑制され、体がアルコールを先に処理しようとするため脂肪蓄積が促進されやすい。
- また食欲刺激・抑制解除効果により食事量が増えるリスクもある。
- 完全な禁酒は必須ではないが、「飲んだ分カロリーが増える」認識は必要。
判定
アルコールは高カロリーで脂肪酸化を抑制する。飲んだ分のカロリーは必ず計算に入れること。頻度と量の意識が減量成功の鍵。
信頼度:強い根拠あり
関連する研究
出典
公開日: 2026-06-30

